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海外新著 | 向 正樹《忽必烈与南方海洋世界》

クビライと南の海域世界

出版社:大阪大学出版会

作者:向 正樹

出版时间:2024-02-28

定价:6,820JP¥

页数:536

ISBN:978-4872597912


内容简介

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モンゴル帝国が覇権を築いた13、14世紀、ユーラシアを覆う巨大な交易ネットワークが出現した。陸と海に跨る「モンゴル=システム」の実像はいかなるものだったのか。大元政権と海域世界との結びつきの形成過程と、大元政権が海域世界にもたらした変化に着目し、モンゴル帝国とムスリム交易ディアスポラが織りなす「人々のネットワーク」の観点から実証的に描き出す。



作者简介

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向正樹,大阪大学博士,同志社大学准教授。研究方向为蒙元史、亚洲海洋史。合著有《烏臺筆補の研究》(汲古書院,2007年),《グローバルヒストリーと“帝国”》(大阪大学出版会,2013年),《グローバル化の世界史》(ミネルヴァ書房,2019 年)等书。


目录

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序章/1
1 主題/1
2 分析用語/14
3 本書の構成/72

第Ⅰ部 モンゴル゠システムまでの道のり/75

第1章 北宋の天地祭祀と海商ディアスポラ/85
序論/85
1 中国における天地祭祀/86
2 ユーラシア東方/89
3 南方海域世界/94
4 泰山封禅/97
5 汾陰后土/104
結論 文化権力についての考察/109

第2章 海商ディアスポラの変貌/115
序論/115
1 アラブ゠ペルシア系海商による朝貢関係の再構築/120
2 大食舶主蒲希密らの入貢とその経営形態/128
3 宋代朝貢システムの虚構と実態/132
4 朝貢にかかわる経営/144
5 境界地域における外来商人の勢力伸張/154
結論 ムスリム商人は駆逐されたのか?/163

第3章 海の覇権交替とディアスポラ/167
序論/167
1 蒲寿庚の招撫使と提挙泉州市舶の実質/169
2 1276 年前後の情勢と蒲寿庚の役割/184
結論/192

第4章 モンゴル軍団長と海商ディアスポラ/195
序論/195
1 初期南海諸国招諭の実行集団/197
2 中央指導体制下のソガト=蒲寿庚人脈/201
3 至元19 年(1282)の海外諸蛮出征とチャンパー遠征/208
4 楊庭璧のインド洋遠征/212
5 ソガト・蒲寿庚のその後/220
結論/225

第5章 モンゴル軍団長と南海貿易/229
序論/229
1 マングタイの入閩と海上貿易関与/231
2 マングタイ「海上勢力」の軌跡/237
3 元初期の福建と交差するコネクション/242
結論/245

第Ⅱ部 モンゴル゠システムの内と外/247

第6章 モンゴル゠システムと南方海域世界/251
序論/251
1 元と南方海域諸国の各種往来とモンゴル的特徴/253
2 南方海域諸国による使節派遣とその背景/262
3 歴代カアンの対外政策およびその思想/267
4 記録と外国使節/272
結論/280

第7章 マクロ寄生としての南海貿易収奪機構/285
序論/285
1 元の市舶司体制—貿易業務と塩政業務の合併一/287
2 市舶司政策の変遷:至元14‒22 年(1277‒1285)/294
3 市舶司体制の完成/303
4 その後と海域世界からのレスポンス/311
結論/317

第8章 境界地域とディアスポラ/319
序論/319
1 モンゴルと色目人ディアスポラ/321
2 福建地方志からみたムスリム官人の任官状況/331
3 元の徴税機構とムスリム官人/336
4 福建におけるムスリム官人/339
結論/351

第9章 港市とディアスポラ/353
序論/353
1 泉州へのムスリム移住の初期段階とその規模/355
2 泉州清浄寺の修築について/371
3 中国福建へのペルシア系移民の歴史的背景/380
4 硬い宗教—アラビア語碑文と漢語碑文より—/386
5 軟らかい宗教—泉州「重建清源純陽洞記」とその背景—/393
結論/409

第10 章 システムの終焉とディアスポラ/413
序論/413
1 泉州の平和1350 年前後—「重立清浄寺碑」より—/414
2 泉州の動乱1357~1368 年—『至正近記』より—/428
結論/441

終章/445
1 サブストレートの変遷/446
2 ディアスポラと広域国家/452
3 モンゴル゠シーパワー/457
4 世界システム論の脱構築/459
5 現在への示唆/461

あとがき/475
初出一覧/481
文献目録/483
索引/516

本篇文章来源于微信公众号: 中国元史研究会

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